空気清浄器のフィルタ交換 [家電]

かつて自動車部品工場でアルバイト(賃金は季節工の人と同額)で貯めたお金で、今はディスコンとなった日産ローレルを中古で購入しました。お金の節約のために貸しガレージで自分で整備をして、最後のスチーム洗浄とブレーキ関係だけをプロの整備工場でやってもらい、最後にテスター屋さんで排ガスや灯火の光軸調整をして望んでいました。

 またターボタイマーや補助灯などの電装品の取り付けなどでも楽しんでいました。自分でクルマをイジるには自動車会社が発行する「整備要領書」というのが参考になります。おおまかにボディ全般に触れられているものと、電装に特化したもの、それに原動機(エンジン)に特化したものの3種が基本でで、これに発売後に追補されるサービス週報というのがあったと記憶しています。

これを見て、内装のバラし方や電装品の配線やピンアサインなどを参考にしていました。現在はどうなっているのかわかりませんが、当時は普通にディーラで注文できました。

 前置きが長くなってしまいましたが、購入したローレルには純正装着で空気清浄機がビルドインされていました。購入したC31ローレルは、ちょうどドアミラー認可されたくらいの時期のモノで、空気清浄機能は珍しいモノでした。でも要領書によると構造的にはエアコンの熱交換機の直前に活性炭フィルタを入れるだけのお手軽なものでした。 車内でアレルギー反応を起こしやすい家族のために取り付けたのが日産純正部品で関東精機という部品会社の製造していた空気清浄機。防塵フィルタ、活性炭フィルタの機能の他に静電吸着によるフィルタリングの機能を有しており、かなり優秀に清浄に寄与していてくれました。 乗り換えに伴い、取り付けブラケットの入手に快く応えてくださった関東精機さんのおかげでかなり長く使い続けました。

で、同様に長く使い続けているのが松下電工のエア・リフレです。購入から、もう25年以上は経ちます。そしていまだに交換フィルタが供給されています。ということは残存稼働率が高いということでしょうか?

 air-ref_2.JPGフィルタ・パッケージ(左上部にNational表記)

静電吸着の箇所は毎回清掃しますがスス状のものがかなり付着します。フィルタだけでは空気清浄機能は足りていないのでしょう。 

松下電工と言えば本家筋。分家筋に吸収合併されたといえど、本家の意地でNationalの表記を残しているのでしょうか。松下電工さんは早い時期から過去に販売された製品の取り説をホムペにアップし始めたりと好感触の企業です。力技で伸してきた電器産業の傘下で、電工の企業文化が壊されていくのが忍びないです。

air-ref_1.JPG 実家で稼働続ける松下電工・エアリフレ本体

 インフルエンザ騒ぎで、空気清浄機が売れているそうですが、効果はどうなんでしょう? やっぱり過剰反応の1つではないかと思います。 疑似科学であろうマイナスイオンを謳った製品を選択する消費者が過剰反応で買うのであろうかと、邪推してしまうのであります。


nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 3

コメント 6

soraneko

以前松下系列の企業で働いていたことがありまして、新人教育は松下の施設でみっちりしごかれました。

そこで暗記され、以来毎朝復唱されていた松下グループの綱領「産業人の本に徹し、社会生活改善と向上を図り、世界文化の発展に寄与せん事を期す」という、松下幸之助の言葉が頭に焼き付いています。

ですが、電気産業の出す「贅沢品」ともいえる高価な電気製品のラインナップにはその創業者の理念が感じられないのは残念でした。

kanchiさんの仰るとおり、高価な「高性能空気清浄機」が、本当に必要で、本当に感染を防げるのかは確かに疑問です。

疑った見方をすれば、を高い金を出して空気清浄機を買う事、イコール「安心」を買った、安心だと思い込んでいる?というのは考えすぎでしょうか。


by soraneko (2009-05-23 21:20) 

とも

松下電工もパナソニック電工と名を変えてしまいましたね。
ウチの照明はほとんどが松下電工です。製品についていろいろ知りたくて、ショールームに行ったときにはスタッフさんにとても感じのよい対応をいただきました。そんなこともあって、その後は大物を買う機会こそありませんが、火災警報器も電工製を選びましたよ!
電工のHPはカタログや仕様のデータが充実していてとても便利です。

kanchiさんはモノをとても大事に使われているんですね。それは大変素晴らしいことだと思いますが、25年も交換フィルタを供給しているメーカーも大したもんだと思いました。
by とも (2009-05-24 00:12) 

ももんが

結婚した時に義兄がナショナルの空気清浄機をプレゼントしてくれました。
10年目ですが元気に動いてくれています。
交換用フィルターがいつまで手に入るか不安だったのですが、まだまだ大丈夫そうですね。
kanchiさんのおかげで安心できました。
by ももんが (2009-05-24 21:44) 

kanchi

soraneko さん、コメントありがとうございます。

言われるとおり、「安心感を買う」ということなのでしょうね。ただそれが適切な対応であるかなのですけれど。

松下も少し前までは国産ではほぼ唯一、大幅黒字だったテレビ事業において、富裕層向けの100インチクラスに力を入れていましたが、コケていますね。社名変更は創業者の理念を捨て去る儀式であり、理念の残る本家・電工の吸収により、創業者理念の一掃としたのでしょうかねぇ。
by kanchi (2009-05-25 16:49) 

kanchi

とも さん、コメントありがとうございます。

ショールームって、結構楽しいんですよね。最初はwebのニュースで見た、「電気バケツ」の現物を見に行ったのが最初です。

空気清浄機購入当初、リモコンが使えるのがそれしかなかったんです。他機種より抜きんでて高価でしたが、効果的な場所に設置するにはリモコン必須だと考えて購入しましたが、結果的に安い買い物になったと感じました。

元々家電品を購入する際、フラッグシップ機を長く使うか、廉価品を買って短期でも使えればいいと考えて使うかの2者選択で機種選択しています。
モノを捨てるのが苦手なので、懐が許せば上位機種、通常は廉価機種を選択し、中間グレードはハズレの確率も低くなく、あまり選択の対象とはしていません。

電工は住宅関係の事業部があり、製品の要求耐久期間が長いので、家電品であっても補修品の供給をし続けているのかと考えます。

いままでにも5社以上の空気清浄機の使用経験ありますが、メーカによって性能差の激しい製品だと思います。
by kanchi (2009-05-25 17:08) 

kanchi

ももんが さん、コメントありがとうございます。

定期的な補修・交換パーツのある商品って、いつまで使えるのかが不安ですよね。ももんがさん宅の空気清浄機はお祝いで頂いた物のようですから、余計に長く使い続けたいですよね~。


by kanchi (2009-05-25 17:14) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。