コンコルド [飛行機]

かつては液体冷媒ダダ漏れのロッキード超音速偵察機SR-71 やコンコルドといった最高対空速度の速さを期待デザインへストレートに表現している機種が好きでした。でも、プラモデルで作ると部品点数の少ない作り甲斐がないのですけどね。

もはや就航されなくなったコンコルド。ロンドン・ニューヨーク間をビジネスで利用する人の中には、到着地でヘリやチャーター小型機に乗り換えるような方も少なくなかったとか。高額なチケット代は時間をお金で買う人たちにとっては妥当性のある金額なのかもしれません。

かつてシャルルドゴール空港発、シャルルドゴール空港到着というエール・フランスの便がありました。乗ろうと計画した時、路線廃止のアナウンスがあって、全ての予約が埋まってしまって計画はかないませんでした。この出発・到着が同じ空港便というのはコンコルドの体験フライトです。シャルルドゴール空港を飛び立って、普段コンコルドで出されるものと同じ機内食を味わって、マッハ2を体験して1時間かそこいらで、またシャルルドゴール空港に戻ってくるというようなフライトです。
そして機長のサイン入り搭乗証明書をもらって終了となります。あ~乗りたかった。

同じようなフライトは今年の元旦に成田でありました。 成田発成田行きです。JALの子会社が企画したもので、初日の出を機上で拝みましょうという主旨のフライトです。機内ではおせち風のお弁当と紅白まんじゅうが配られました。成田を飛び立つと九十九里海岸まで出てたら右へ旋回し、富士山のある静岡へ向かいます。左から初日の出、右には初日の出を浴びる富士山というわけです。

話は戻って、ヒースローでは分かりませんが、シャルルドゴール空港においてはコンコルドは最優先らしく、専用カウンターがあったり、空港内のタキシングも最優先、離陸待ちの行列があっても待たずに最優先で離陸できるといった特権が与えられていたようです。

一時期にはお金持ちのたくさんいらっしゃる中東向けのフライトもあったようですから、お金持ちの王子様がドバイあたりで復活フライトやってくれないかしらん と、実現性ゼロの期待を抱いています。


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コメント 6

ももんが

小学生の時、コンコルドには凄く憧れていました。
機種が上下するのが特別な感じがして好きでしたね。
SR-71はビッグワンガムと言う100円のガム付きプラモデルを何個も作りました。
その影響からか三角翼機が好きになりまして。
サーブ39とかクフィールC2とかがタマランですね。
by ももんが (2009-06-03 16:07) 

とも

こんばんは!
自分もコンコルドは幼い頃の憧れでした。
プラモデルも何度か作りました(作ってもらった?)が、シンプルすぎてやはり物足りませんでしたね(~_~;)
でも、速さを追求した究極の形状は今でも十分に魅力的です。
日本への定期便はなく、実機を拝むことはできなかったのは残念でした。
そうそう、SR-71も同様にカッコよかったですね!それから、ロシアのツボレフ(でしたっけ?)なんてのもありました。

> コンコルドは最優先
やはり別格だったのですね。

日本でも成田-成田といった遊覧飛行みたいな企画があったのですか!
自分もコンコルドの遊覧飛行なんて体験できたら一生の思い出になるだろうなぁと、実現性0の夢を見てしまいそうです。
by とも (2009-06-03 22:38) 

kanchi

ももんがさん、やはり憧れましたか!
私も同様にデルタ翼の航空機が好きになりましたねぇ~

同様に速さを追求したカタチのJR西日本の500系新幹線も好きです。座席数が若干減るとか運転席側に乗降扉が無いなどのデメリットがありますが、妥協の産物的なN700系より素直にかっこよいと思わせる500系の方が好きです。



by kanchi (2009-06-04 05:45) 

kanchi

とも さん、こんばんわ!

やはりシンプルすぎて物足りなさを感じましたか。
ロシアも対抗するように偵察機を開発していたのは知っていましたが、機種名までは私も?です。 

コンコルドは定期便のチケット代が一般機のファーストクラスよりすっと高い価格だと聞いていました。だとすると100万単位ですよね。往復で乗ったら300-400万円とかしたんでしょうか。

体験飛行だったら10万円かそこいらの価格だったので、これならハワイで潜水艦乗るのとたいして変わらない価格だからこれしかないっ と思って後輩とスケジュール調整していたら、機会喪失してしまいました。

クルマがスポーツカーよりもミニバンが売れることにより、スポーツカーが消滅しかけているように、旅客機も速さを追求したコンコルドのようなものよりA380のような効率追求型ばかりにこれからはなるのでしょうね。





by kanchi (2009-06-04 05:59) 

soraneko

私も新幹線は500系の方が好きです。
見るだけなら(笑)。

自動車もストレートに速さを表現したデザインは、特に国産車は壊滅ですね。
ランボルギーニカウンタック」に憧れていた、スーパーカー世代としては、寂しい限りです。

飛行機、特に民間機は超音速の「熱の壁」には挑戦しないのでしょうか。
戦闘機でさえ、新型機はM2を超えない範囲で設計されていますし、そもそも「ステルス」の外観はなじめません。

SR71や、XB70「バルキリー」のような「怪鳥」が飛んでいるのを見てみたいものです。

もちろん本来の役割を果たさない「平和」が前提ですが。
by soraneko (2009-06-08 14:46) 

kanchi

soraneko さん、コメントありがとうございます。

マルチェロ・ガンディーニがデザインしたカウンタック(クゥーンタッチ)は子供心をかき立てる、速さを感じるデザインでしたねぇ。 特大金持ちであったウォルター・ウルフ仕様のフロントノーズにもウィングの付いた黒のカウンタックは憧れでした。

そして後になって分かったのですが、ゴーカート(遊園地のでなく、競技に使うカート)的ハンドリング。グランドツアラー的なフェラーリとは対局にあるクルマだと感じました。

民間機が壁に挑戦しないのは、壁を超えたときに発生する音の事も起因しているのではないでしょうか。それにも増して燃費が凄く悪くなりそうです。


by kanchi (2009-06-10 22:01) 

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